近年人気の高いくだものとして注目されるシャインマスカット。その一大産地である長野県の農園さまが管理する保冷倉庫に導入。腐敗速度が大幅に遅くなり、保存期間が長くなったことにより、収益性の向上にも貢献しています。
みかんやキウイなど季節商品のカビ対策に苦労されていた青果物卸さまの保管用冷蔵庫に導入。カビ汚染が大幅に減少し、鮮度保持率が向上した測定データも確認されました。
2018年9月下旬~2019年1月上旬 信州須坂太田農園様(長野県須坂市)・荻原農園様(長野県中野市)にて、ブドウ農園様の冷蔵貯蔵庫においてレスパーを用いてカビ防止評価を行いました。
レスパー ポータブル ReSPR ONE/ReSPR FLEX
1. 2018年9月下旬から10月中旬に収穫された「長期保存用シャインマスカット」の冷蔵貯蔵庫内にレスパーを設置し評価開始。
2.開始後約100日後の2019年1月の最終出荷前に、①レスパー使用の貯蔵分と②レスパー未使用の貯蔵分との「鮮度維持・ハイイロカビ病発生(以下ハイカビ)状況」の比較確認を行いました。
「通常、長期保存に対応できるシャインマスカットであっても、冷蔵貯蔵庫内で3ヵ月ほど保管すると、これまでブドウの表皮についた傷などからハイカビが発生、増殖して商品の廃棄ロスが生じていました。今回、レスパーを使用した貯蔵庫では、ハイカビの発生が殆ど見られず、鮮度維持においても効果を実感しました。
商品のロスが少ない為出荷検査時の作業効率も高まり、生産者として収益に繋がったことはとても嬉しい結果となりました。
※上記は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
ReSPR FLEXをご使用いただいて2年目の農家では、貯蔵期間に応じて冷蔵貯蔵庫内の温度と、ReSPRのオゾンレベルの調整を行った結果、ハイカビの発生率は0%(皆無)で、大変お喜びいただけました。
2019年度から試験的にReSPR FLEXをご採用いただいた農家では、オゾンレベルの調整を都度行いながら貯蔵した結果、ハイカビの発生率は全体の5%以下に抑えられました。しかも2月下旬でも収穫時の鮮度を保ったまま無事出荷を完了され、大変お喜びいただけました。
この結果により、2020年度からReSPRをぶどう冷蔵貯蔵庫に標準装備いただける運びとなりました。
2018年度の評価実績を踏まえ、2019年度は須高営農センター様管内の計6軒の生産農家の冷蔵貯蔵庫にてご評価いただきました。
結果、ハイカビの抑制と鮮度維持効果が明らかに認められたことから、2020年度より正式に採用いただける運びとなりました。
食品の腐敗・劣化を進行するエチレンガスの分解に対するReSPRの性能試験を行った結果、使用しなかった(通常の場合)に比べ極めて高い性能が証明されました。
ハニカム状のセルに特殊金属をコーティングし、広域波長UVランプとの光触媒反応により、空気中の水分から過酸化水素(H2O2)のイオン等を発生させるテクノロジー。NASAの国際宇宙ステーションでも採用された、自然界の空気を浄化するプロセスの研究から生まれた、人のカラダにやさしい技術です。